プレジャーボート・フィッシングボート等のマリン製品に関する情報やイベントをいち早く発信するヤンマーマリンブログ

「ヤンマーが世界と戦っていくために」

こんにちは。

営業統括部です。

 

早速ですが、

皆さん。

 

ヤンマーと言えば….

そう、「ディーゼルエンジン」ですよね!!

 

ヤン坊マー坊と言いたくなる気持ちはすごくわかります…

僕だってそう言いたい所ですが、この会社に入ったからには

やはりディーゼルエンジンがこの会社を支えているといっても過言ではありません。

 

ですが、

このご時勢、

「次世代」というフレーズが当たり前になってきています…

 

年月が経つにつれて、ヤンマーも「次世代」と呼ばれるエンジンが登場してきました。

 

ヤンマー電子制御エンジン 6AYEシリーズ

 

最新技術を駆使し、コモンレールシステムを採用することにより

低燃費、高出力を実現した次世代のエンジンとなります。

 

なんとこのエンジンが、つい先日九州に第一号機として初上陸し、

漁船へ換装されるとのことだったので

貴重な経験だと思い、立会いに行ってきました!

 

 

長崎県の佐世保にある森山造船所です!

 

 

名称「第七公佳」

普段はかご網運搬船兼探索船として使用されている漁船です!

 

 

早速、エンジンの換装に入ります!

 

新しく入る6AYE

大きさもパワーも舶用エンジンの中では最大クラス!

 

およそ3トンの重量のあるエンジンは到底一人の力では動かせないので

大掛かりで作業を行ないます。

 

 

微量な角度調整で最奥の機関室へと入っていきます。

 

 

エンジンルームを覗かせていただきました!

 

この酷暑の中、エンジンルームで

配線や、排気管の取り付けなど、モクモクと作業するサービスマンには

頭が上がりません。

 

ヤンマーを支えているのはまさしくこのようなサービスマンの存在だと

感じました。

 

そして、エンジンの換装も無事に終え、

 

晴れて出航のときが来ました。

 

 

魚の鮮度を保つために氷を投入していきます。

 

網が重さで切れないように、何層にも重ねて網と網の間に氷を積んでいきます!

氷の量は約2.3トン!

 

【氷を入れる前の船の喫水】

【氷を入れた後の船の喫水】

 

一目瞭然ですね!

 

 

エンジンも問題なく始動し、無事に長崎から出航することができました。

 

 

モニター画面もスッキリ!!

 

スピードもぐんぐんとでてきて

船もご機嫌よく走っているように感じました!

 

しかもこの船、

 

実は最新の技術が導入されています!

 

 

 

SARってご存知ですか?!

SAR(スマートアシストリモート)とは、GPSを活用して、稼働状況を管理し、

メンテナンス、盗難防止や管理ツールとして効率化を図るヤンマー最新の技術です。

 

そしてこれらはアグリを初めとして、様々な分野へと広がり、

 

これからのマリンプレジャー分野で欠かせないテクノロジーの1つなのです!

 

そして大型クラスの漁船にSARが導入され始めています。

 

【実際にSARと船を連動させる設定を行なっている様子】

 

操縦席下の電線と繋ぎ、初期設定を行なっていきます。

 

パソコンと同期して、プログラム化を図ります。

 

そうすることで

現在地の情報やエンジンの状態などすぐに調べることができ、

管理やメンテナンスにも一役買ってくれる存在なのです。

 

 

 

 

 

 

 

実際に稼動した日付、稼働時間も管理できるシステム。

現在のところは漁船エンジンでしか対応できていません。

 

しかし今後、プレジャー用エンジンも対応できるようになれば

お客様にとっても、ヤンマーにとっても

大きな分岐点になりますね!

 

エンジンは繊細でメンテナンスがつきものですが

この技術が活躍できる日もそう遠くはないかも知れません!

 

船が走るために心臓の役割を果たしている「エンジン」

 

そのための定期的なメンテナンス管理は必要不可欠です

 

改めてそう感じた九州第一号機の立会いでした。

 

撮影協力いただきました「第七公佳」船主様、森山造船所様

ありがとうございました!

 

それでは!

 


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