プレジャーボート・フィッシングボート等のマリン製品に関する情報やイベントをいち早く発信するヤンマーマリンブログ

号外編「スリランカってどんなところ?!」

皆さん。

いきなりですが

「スリランカ」という国を聞いたことがありますか?!

 

 

また、スリランカと聞いて

何を想像しますか?

 

紅茶!!カレー!!ゾウ!!首都の名前が長い国!!(渋い…)

 

これらのどれかが頭に浮かんだなら

あなたは相当な知識人だと思います。

 

それほど「スリランカ」という国は皆様にとって

縁の無い国かもしれません。

 

そんな「スリランカ」に私はこの夏、一人旅をしてきました。

 

なんで?後ほど説明いたします。

 

実は日本と結びつきが強いこんな国だったのか!!と

このブログを読めばわかるはずです。

 

そんな今回は現在のフィールドとは全くかけ離れた

お門違いなブログ内容となっており、

自己満足?な記事となっているかもしれませんが…

 

たまにはこういう記事があってもいいよな…

と思いながら書いてみました!

 

違った文化や国民性、「スリランカってこういう国なんだ!!」

というのが少しでも伝わって、

一人でも多くの方に読んで頂ければ嬉しく思います。

 

ですので興味ない方は、ここでお止めになってくださいね。

 

それでは行きますよ!

 

 

【まずはスリランカの場所から!!】

 

南アジアに位置しており、人口総数第二位のインドの

右下にあります。

ですので、「インドの涙」という表現をよくされ、

日本と同じ島国なのです!

 

大きさはと言うと北海道のくらいの大きさですね。

その中に世界遺産がなんと8つもある国なんですよ!

 

(天空の城とも称されるシーギリヤロックもその1つ)

 

 

【スリランカの内事情について】

 

コロンボっていう都市を聞いたことがありますか?

 

 

スリランカで最も賑わっている都市ですが

1985年までは首都でした。

 

そして現在の首都は

 

「スリジャヤワルダナプラコッテ」

 

長っ!!

たまーに長すぎるがゆえに覚えている人がいます笑

 

実は2009年までスリランカでは内戦が続いていました。

26年間で7万以上の犠牲者を出した内戦は、宗教的な背景があり、

もともと多民族であるスリランカではシンハラ人とタミル人との争いが頻繁に起こっていました。

 

現在は内戦も終結し、穏やかな情勢にはなりましたが、

現在でも道路の標識などは、英語とシンハラ語、タミル語の3つが表示されています。

 

(上からシンハラ語、タミル語、英語の記載)

 

【食事】

スリランカの主食は言わずもがな、「カレー」です。

カレー、カレー、カレー、三日三晩「カレー」のオンパレードです。

 

 

日本のようなカレールーにご飯ではなく、

野菜と独特なスパイスで炒めたものや、豆を煮込んだものなど様々な種類を総じて

カレーと呼びます。

 

そしてなんといっても「辛い」です。

 

口の中に残り続ける辛さです。やらしい辛さです。

 

そこで登場してくるのか「ミルクティ」なのです!

スリランカと言えば一番なじみ深いのが紅茶ですよね!

 

セイロンなど紅茶の生産地としても有名なスリランカは

ポピュラーな飲み物として国民から愛されており、

カレーの辛さをミルクティの甘さで抑えるという

まぁうまくできた構造だと思います…

 

そのためミルクティはとても甘々です。

国民全員、糖尿病なるぞ!!ってくらい甘いです。

 

でも、その甘さが癖になるくらい美味しいんですよ!!

ぜひ皆さんにも飲んで欲しいくらいです…

 

【日本との関係】

 

親日国と言えば、どこを想像しますか?!

 

実はスリランカは言わずと知れた親日国なのです!

 

当時日本が第二次世界大戦で敗戦後、

戦争に勝ったアメリカ、イギリス、ロシア、中国では

日本を分割し、統治場所まで決まっていました。

 

 

しかし当時のスリランカ大統領ジャヤワルダナ氏の戦勝国へ向けたスピーチが

相手国の心に響き、日本の分割がされずに済んだと言われています。

これは有名な話です。

 

その後、いち早く発展を遂げた日本の国際社会復帰の道筋を作ったのがスリランカであり、

 

今の日本があるのはスリランカのおかげであると言っても過言ではありません。

 

そのため世界で一番早く外交を結んだのも「スリランカ」であり、

現在でも友好関係が続いています。

 

(友好の証で建てられた博物館)

 

現に2004年に起きたスマトラ沖地震で壊滅的な被害にあったスリランカに対し、

無料資金協力を供与した他、現在でもODA(政府開発援助)によって

病院や学校の設立、トンネル、交通道路整備など援助し、支援を行なっています。

 

今のスリランカ紙幣の絵柄は日本のODAで建設された建物が移ってますよ~^^

 

 

そんな関係があったなんて、皆さん知っていましたか?

 

これで少しは「スリランカ」に行ってみたいと思ってくれれば本望です。

 

それではなぜ私は遠い国「スリランカ」へ行ったのでしょうか。

 

それは「青年海外協力隊(JICA)」という存在でした。

 

 

学生時代までずっとサッカーをしていた経験から縁あって、

サッカーコーチとして短期派遣されました。

 

 

その国がたまたまスリランカだったんですね。

 

ですので正直それまではスリランカの「ス」の字も知りませんでした。

 

活動期間中は現地の中学生を対象にサッカー始動を行い、

技術の向上だけでなく、スポーツを通して得ることができる基本的な礼儀やしつけ、

コミュニティの構築、スポーツの素晴らしさを感じてもらうために

当時はいろんなことを模索しながら活動していました。

 

現地では主に「シンハラ語」という言語を使用する為に

初めは全く言葉が通じませんでしたが、

子供たちに教えてもらいながら、休み時間の合間は勉強しました。

 

ですので帰る頃にはサッカーの指導が少しできるくらい

「シンハラ語」を取得しましたよ!(日本では全く役に立ちません…)

 

教える立場でありながらも、逆に「教わる機会」が多いという

国際ボランティアの醍醐味を感じることができました!

(この写真はCMにも登場したんですよ~笑)

 

思いで深いエピソードは

サッカーを教えるとき、最後に

「こうするんだよ!わかった~??」

(メヘマイ テールナーダー??)

というんですが、子供たちは一貫して首を横に振ります。

 

初めは「ぜんぜんわかってないやん!!」て思って、

理解されていないと落ち込んでいたんですが

よくよく聞いてみると、

首を横に振る動作がスリランカではあいづちを打つ動作と同じらしく、

理解されていたんだとホッと胸を撫で下ろしました…笑

 

そういった背景もあって

今回、1人で「スリランカ」に行っていた訳です。

 

実に3年半ぶり。

 

移動に多くの時間を費やしましたが、

中学生レベルの英語と記憶がよみがえってきたシンハラ語を頼りに

子供たちに会いたい!という想いでいっぱいでした。

 

 

前回の任地先にたどり着くまで約1日半かかりました。

それでも前回の経験と今回の体験が線として繋がる瞬間は

お金に変えがたいものであり、行って良かったと心から思いました。

 

 

ただ遊びに行っていただけではありませんよ。

移動中は終始ヤンマー製品がないか、見ていましたし、

しっかりとわが社をアピールしてきましたよ!!

「世界NO1のエンジンメーカーだ」と。

 

 

ですが、滞在期間中は一度も農業機械や漁船も見かけませんでした。

あの「Kボタ」でさえ。。。

 

 

いずれスリランカでも名が渡るメーカーでありたいと

感じました…

 

 

日本メーカーでは車はTヨタを多く見かけました。

「恐るべし、世界のTヨタ…」

ちなみにスリランカでは日本車は日本値段の約3倍だそうです。

車税が高く、スリランカでは税を取りがちな部分があるそうで…

 

マリンのほうでは、

中古の漁船のエンジンはほぼヤンマーだそうです。

 

「え。。なにぃ!!!」

 

中でも大半は6LYや6LPのエンジンが投入されているそうで、

 

「見たかったものは中にあったのか!!」と日本に帰ってきて唯一後悔しました。

 

漁師やマリン関係の人に聞いていれば

 

ヤンマーを知っていたかもしれないですね…

 

さすがグローバル企業のヤンマーだと、さきほどは少しばかり信じることができなかった

自分を責めたいです。

 

それでは

いきなり話し代わりまして!

スリランカでの釣果を発表したいと思います!!

 

船外機(どこのメーカーか分かりませんでした)で湖の辺まで走らせて、

 

 

じゃじゃーん☆☆

 

 

レイクフィッシュ:大量

 

ちなみに釣竿は木の棒をロッドにして、先に紐と針をつけて

エサはなんとパンの耳。それだけでもバンバン釣れました。

 

そしてそのまま火をおこして、お魚パーティー!!

 

釣った魚をすぐに食べるという、釣りの醍醐味を感じました(泣)

 

恐るべしスリランカ人…

行動力は大したものです。

 

そしてなぜか意外と美味しかったです。

塩味が絶妙にきいていました。

普通なら絶対に食べないですし、お腹を壊すかと思ったんですが、

 

恐るべし自分のお腹…

まるごと一匹完食しました!

 

そんなスリランカ式の釣りも体験することができました。

 

 

最後に、

この経験はなにかの縁かもしれないですし、

この会社に入ったことも何かの縁かもしれません。

 

そんな「縁」で繋がっているこの世の中ですが、

 

「他力」だけで無く、「自力」でもっと視野を広げていけば、

人生を豊かにできる経験が待っているかもしれませんね!

 

そんなことを考えさせられた今回のスリランカの旅でした!

 

最後まで読んで頂きまして

ありがとうございました!

 

それでは!

 


カテゴリー: その他   パーマリンク

当サイトは記事・写真・イラスト等の無断掲載・転用を禁じます。