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ライフボートにもヤンマーエンジンが!!

こんにちは!

営業統括部です。

 

いきなりですが…

 

もしあなたが

タイタニック号のような船に乗船していて、

船が氷山の一角にぶつかったらどうしますか?

 

何が起こるかわからない。

 

それが海の恐ろしさだと思います。

 

まさに一刻も争う緊急事態。

もしこのような状況に陥ったとき

あなたならどのように助かる方法をお考えになりますか?

 

なぜこのような話をしたかというと、

今回のキーワードはこちらです。

 

「ライフボート」。すなわち救命艇。

 

 

この言葉を聞いて、さすがに乗ったことがある!という人は

限りなく少ないとは思いますが、

 

テレビや映画、また実際に見た方もいるのではないでしょうか。

 

ライフボートとは、

海難や水難事故の際、脱出や、救出のための小型ボートのこと。

 

あの世界的にも有名な映画での悲劇を教訓に

現在では、運搬船や貨物船、乗客船などの大きな船に対して、

ライフボートの搭載が義務つけられています。

 

なぜ今回そのような話をするかといいますと、

 

実はライフボートのエンジンにも

ヤンマーのエンジンが使用されているんです!

 

(ヤンマーエンジン:3JH30A)

 

でもライフボートってそもそも木製の船にオールで漕ぐような

人力のものだと想像されたのではないでしょうか。

 

 

 

最近では、2006年から実施されたライフボートの規制強化により

船外機タイプや、エンジンを搭載したライフボートが多くなっています。

 

 

実際にヤンマーのエンジンが搭載されているライフボートです。

こちらで定員は20~30人となります。

 

海に着水した際、

その場からすぐに離れれるよう、船速と強度を求められるのはもちろんのこと、

万が一の場合、数日間の人数分の食料を積んで耐えしのぐこともできるんだとか。

 

そこで重要になってくるのが

「信頼性と耐久性」

 

最大まで人員を確保する為に

エンジンはできるだけ軽く、小さいもの。

 

しかしながら低燃費、ハイパワーで

どんな環境でも耐えしのぐことのできるパフォーマンスを

実現できるものでなくてはなりません。

 

そうなればヤンマーの小形マリンエンジンの出番ですね!

 

【JHシリーズ】

‐小形・軽量かつ、低燃費で船速アップを実現したディーゼルエンジン

 

【YMシリーズ】※写真はセイリング用となります。

‐ヨットエンジンでもお馴染みのYMシリーズは耐久性と信頼性を兼ね備え、

ハイポテンシャルな走りを支えるディーゼルエンジン

 

あらゆる環境下の中でも、高い性能を発揮するヤンマーエンジンには

様々な工夫がされています。

 

【360度反転復元!】

 

たとえ船が180度反転したとしても、エンジンは正常に動くよう設計されています。

 

【海水なしでもエンジン運転可能!】

 

冷却水である海水が無い状態にも関わらず、5分間の運転が可能です。

 

また、ライフボートについても

簡単にご紹介します。

 

【一般救助艇】

 

皆さんも良くお目にする一般的なライフボート。

木製や、金属製、最近ではFRP製で高いメンテナンス性を実現しています。

 

【自由落下式全閉囲型救命艇】

 

 

こちらのライフボートはバラ積み運搬船(バルクキャリア)へ搭載義務がされており、

従来のライフボートに比べ、安全かつ迅速に脱出することができます。

 

また全閉囲型であるため、180度回転したとしても

復元できるよう設計されています。

 

 

こちら高さは約15~25メートルで、

大体マンションの5~8階の高さから落下となります。

 

この高さから落ちるとなれば、背筋が凍りますね…

 

でも安心して下さい。

落下において人体に対する安全性もしっかりと検証されておりますので

あとは覚悟次第ですね…

 

いかがでしたか?

 

めったに体験することはありませんが、

知って損することはありません。

 

命を守る大事な役目を果たすライフボートには

ヤンマーエンジンも裏で支えているということを

頭の片隅に入れてもらえれば、嬉しいですね!

 

それでは!

 


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