こんにちは!
営業統括部です!
早速ですが、、、
ヤンマーのマリンといえば、漁船やプレジャーボート、ディーゼルエンジンを
イメージする方が多いと思います!
ですが、実はそれは国内だけの話なんです!
それでは“海外”ではどんなイメージがあるかご存知でしょうか?!
実は…
「ヨットエンジンのヤンマー」として有名なんです!
もしやご存知の方もいるとは思いますが、
ヨット用エンジンでは
世界の50%以上のシェアを誇っており、
昨年行なわれたヨットのF1レース「アメリカズカップ」では
オフィシャルマリンエンジンパートナーとして
スポンサーを務めたことも記憶に新しいですね!
それだけ海外では「世界のヤンマー」として
ヨットエンジンの知名度が高いことで知られています。
そこで今回、ヤンマーのヨットエンジンが納入されるという情報を小耳に挟みまして
早速、小豆島に会社を構えるヨットビルダーとしても有名な
「岡崎造船株式会社」のご協力を得まして、訪問取材してきました!
題しまして
「ヤンマーヨットエンジンの納入様子とヨット界の実情を直撃!
~岡崎造船へ訪問取材~」
と小豆島に向かうその前に、
一旦寄り道させて頂いたのは
(ヤンマー高松支店)
香川県の高松市に所在する高松支店はヤンマー舶用システムだけでなく、
様々なヤンマーグループ会社が一緒になっています。
次に向かったのは、
(ヤンマー舶用システム特約店の1つである大高商会さん)
大通りから見える大きな「ヤンマーディーゼル」の看板が
なんともレトロ感のある味を出していましたね。
四国の中でも長年からのお付き合いがある特約店で、
創業も長い大高商会さんにも同行いただきまして、これから小豆島に向かいます!
フェリーに揺られること、一時間…
小豆島に到着しました!
奥のほうで小豆島のゆるキャラ「オリーブしまちゃん」もひょっこりお出迎え!
小豆島は日本一のオリーブ生産地としても有名ですよ!
ここから車を走らせて、約20分。
今回の目的地!岡崎造船株式会社に到着です!
岡崎造船では、年間4~5隻のヨットを建造しています。
ん?年間に4、5隻?!?!
と思われる方もいると思いますが
なんといっても、魅力的なのは全て「手作り」なんです!
お客様の要望を全て形にするため、
一隻に大体2~3ヶ月の工程期間がかかります。
ライン生産ではなく、ひとつひとつ手間をかけて丹念に製作します。
まさに世界に1つだけしかない「オンリーワン」で
100%オリジナルのヨット製作を手がける岡崎造船には
全国各地から、ヨット愛好家のお客様が訪れます。
今回、私たちが見たかったヤンマーエンジンは
ヨットに据え付けられる前でした!
頑丈に収納されている箱の中身をちらっと覗けば、
ヤンマー「3JH5E」:約40馬力 がお出迎え!
オランダで製造されているこのエンジンは
ヤンマーの中でも人気のあるヨットエンジンとなります。
そもそも、なんでヨットってエンジンがあるんだ!?
って素朴な疑問を感じる方もいるのではないでしょうか。
ヨットというのは、風を利用して、前進するイメージがありますが、
港やマリーナなどの離着岸の補助や、
また、クルージングとしても大きな役割を果たしているのです。
みんなで、真新しいエンジンを見て盛り上がっている最中、
岡崎造船の4代目岡崎英範社長も登場☆
そこで
今回のヤンマーエンジンが納入された経緯をお聞きしました!
岡崎社長‐
「現在、国内でヨットエンジンといえば、ヤンマーかV社の半々と言えますね。
その中で、今回受注いただいたお客様はもともと標準エンジンがV社だったんです。
しかし、お客様のお付き合いのあるヨットハーバーでヤンマーエンジンが
メンテナンスできるという点で、安心して使用できるっていうのは大きなポイントでしたね!」
「また最近ではヤンマーのエンジンもオルタネーターの大容量化によって、
十分な電力を確保できるようになったことは重要なポイントですね。」
ヨット用エンジンと言えど、
エンジンにはメンテナンスがつきもの。
ヤンマーでは国内各地に拠点を設けているため、
時差はあるとしても、修理できる場所があることはお客様に大きな安心感を
与えますよね!
岡崎造船では、ヨットの製作だけでなく、改造や修理も手がけており、
ちょうど作業が行なわれていました。
そんな矢先、私たちはある事実を知ることになりました。
「日本でFRP製セーリングヨットを作っている会社が岡崎造船だけ~?!?!」
岡崎社長‐
「昔はもっとあったんですが、レジャーと同じで、
ヨット人口も高齢化が進み、どうしても需要の伸び縮みで、
現在はFRPでセーリングヨット製作を手がけている会社がうちだけなんです。」
日本で1つだけ…
それでは、なぜ岡崎造船だけが生き残ることができるのか。
岡崎社長‐
「私たちは別にそんな大したことはしていません。ただ、オーナーの中にはヨットに詳しい方がほとんどで、
細かい要望やこだわりも正直多いです。ですが、オーナーの期待と要望に答えるのが、私たちの使命ですから。」
その腰が低い姿勢と、謙虚ある言葉から、
創業から80年経った今も尚、お客様から愛され、信頼されている理由が
垣間見ることができました。
岡崎造船にとっても、
ヤンマーにとっても、
「ヨットにとって、パワー以上に重視される信頼性」
その小さな積み重ねが、
確固たる信頼に繋がるのは言うまでもありません。
【番外編】
岡崎造船では先日、ヨットオーナー様を呼んで、
ヨットレースや懇親会、大抽選会を行ない、大いに盛り上がったようですよ!
「昨日の敵は今日の友。」
ヨットレースで激戦を繰り広げた後の皆さんとの一杯は格別にうまいですね!
これも、ヨット愛好家の醍醐味かもしれません。
オーナー様とのコミュニティも大切にする、今回のような取り組みが
岡崎造船が愛される所以ですね!
(写真左から二番目が岡崎造船株式会社4代目社長:岡崎英範さん)
最後は、岡崎造船の前でパシャリ!
今回は、取材にご協力いただきました
岡崎造船株式会社様
特約店の大高商会様
誠にありがとうございました。
岡崎造船所では
中古艇情報の他に、ブログもアップしていますので
ぜひご覧ください!
http://www.okazakizosen.co.jp/index.html
帰りも、フェリーに揺られながら~
綺麗な夕日を眺めることができました!
それでは!!